こんにちは!片付けトレーナーのしげまつえみこです。

先日、実家でちょっとした「ハプニング」がありました。

主役は、なんと1992年製、サンヨーの布団乾燥機です。

夜、布団を温めようとスイッチを押したところ… うんともすんとも言わない。

「ああ、ついにこの日が来たか…」

33年間、寒い冬を乗り切るために働き続けてくれた老兵に、「33年お勤め、本当にお疲れ様でした」と、葬儀の準備(つまり、ゴミの手続き)を始める寸前でした。

突然死からの「秘密の緊急起動ボタン」を発見!

感謝を込めて本体をひっくり返し、いよいよ最後の別れを告げようとしたその時、裏面にひっそりと存在する、小さな文字を発見しました。

「リセットボタン」

「故障したと諦める前に。古いサンヨー家電の裏側にあるリセットボタンのアップ。モノの寿命を延ばすヒント。」

まさか、こんなところに「秘密の緊急起動ボタン」があったとは!

半信半疑でそのボタンを「ポチッ」と押し、タイマーを回したところ……

なんと、ブゥオオォォォ…!と元気に起動!

また、壊れるまでがんばってもらいます!日本メーカーってやっぱりすごいですね。

スレッズで大反響!33年経っても尽きない「サンヨー愛」

この復活劇をSNSの「スレッズ」で発信したところ、「うちもサンヨー製品を30年以上の物を現役で使ってます!」といった、驚くほどのコメントを多数いただきました。

惜しまれながらもパナソニックに事業を引き継いだサンヨーが、いかに多くの人に愛され、信頼されていた電機メーカーさんだったんだなと感じてます。

この「古いモノが秘める力」は、まさに実家の片付けのヒントにつながります。

片付けを始める前に確認したい「モノの可能性」

1992年製サンヨー布団1992年製サンヨー布団乾燥機のリセットボタンと裏面。実家の片付けで捨てる前に確認すべきポイント。

実家を片付けていると、「これはもう古いから」「壊れたから」と、すぐに捨てる判断をしてしまいがちです。

しかし、この1992年(平成元年)の布団乾燥機のように、「まだ使える可能性」を秘めているモノはたくさんあります。

1. 動作確認:「裏のスイッチ」まで確認しましたか?

家電製品や古い機械には、裏側や側面、カバーの下などに、今回の「リセットボタン」や、安全装置としての電源スイッチがついていることがあるようです。

ただし、ここで直面するのが「取扱説明書がない」という現実的な壁。

  • 昔のモノの課題: 古いモノの多くは、肝心な取扱説明書がすでに行方不明

  • 今の時代の対応: 幸い、今は型番と品名で検索すれば、メーカーのサイトからPDF形式の取扱説明書が探せる時代になりました。

しかし、今回のサンヨーの事例のように、メーカーがパナソニックに買収・統合されている場合、メーカーサイトでのサポートページが残っているか、あるいは現行のパナソニックでどこまで古い機種のフォローがあるかは不明です。

不明な場合は、諦めずに現行メーカー(パナソニックなど)に問い合わせる手間が必要になってきますが、その「ひと手間」が、モノの寿命を延ばす鍵になるのです。

2. 「思い出」だけでなく「性能」も再評価する

親世代のモノは、私たち世代が想像する以上にタフで高品質である場合があります。

すぐに壊れないように設計されているため、「壊れていない=まだ現役」なのです。

「これはもう古いから」という見た目だけで判断せず、一度動かしてみて、本来の性能がまだ維持できているか、再評価してみてくださいね。

3. モノの「寿命」と「愛着」のバランス

今回の布団乾燥機は、完全に壊れるまで「もうしばらく頑張ってもらいます」。

片付けでは「使わないモノ」は手放すを推奨されてる方も多いのですが、愛着のあるモノ、まだ現役で使えるモノの寿命を、自分の手で勝手に決めてしまう必要はありません

実家の片付けは、「捨てる」ことだけでなく、「残すモノの価値を再確認し、愛情を持って最後まで使い切る」という姿勢も大切です。

まとめ:実家のモノの「リセットボタン」を押そう

実家の片付けは、「捨てる作業」ではなく、「モノの可能性」と「親子の時間」を再評価するチャンスです。

今回、布団乾燥機が復活したように、あなたの実家にあるモノの多くは、まだ寿命を迎えていないかもしれません。

押すべき「二つのリセットボタン」

  1. 【物理的なリセットボタン】

    • 行動: 古いモノを粗大ゴミに出す前に、裏面や側面をチェックし、取扱説明書(型番検索も含む)を探す「ひと手間」をかける。

  2. 【心のブレーキのリセットボタン】

    • 行動: 「もう古いからダメだ」「壊れているはず」という諦めや決めつけをリセットする。モノの愛着や性能を、感情的にならずに再評価してみる。

実家の片付けは、ただの作業ではなく、モノの歴史と親の愛着と向き合う時間です。

あなたの実家のどこかに、再び動き出す「リセットボタン」が隠されているかもしれません。

一人で抱え込まず、「諦める前の最後のチェック」から始めてみましょう。

▶︎▶︎ 実家のモノとの向き合い方、残すモノと手放すモノの判断に迷ったら、プロのオンライン片付け体験をご利用ください。

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片付けパーソナルトレーナー
しげまつえみこです。

訪問・オンライン(オンライン全国対応)
で片づけをサポートしています。

お母さんの暮らしがラクになる工夫
片付けの仕組み作りの話などを
アップしています。

佐賀県神埼市在住

重松恵美子プロフィール