こんにちは!片付けトレーナーのしげまつえみこです。

「実家の片付け、どう手を付けたらいいんだろう…」 そう悩んでこのブログにたどり着いたあなたは、いまこんな壁にぶつかっていませんか?

  • お母さんの口癖が「もったいない」で、何を提案しても拒否される

  • 「ときめき」で選ぶこんまり流を試したが、実家には合わなかった

  • 「まだ使える!」と怒られ、片付けに行ったはずが親子喧嘩になってしまう

「なんで分かってくれないの?」とイライラしてしまう気持ち、よく分かります。

でも、安心してください。それはお母様が片付けられないからではありません。

お母様の性格や価値観に合った「片付け方」を知らないだけなのです。

今回は、片付けのプロが提案する、親の「もったいない」を逆手に取った「活かす片付け」についてご紹介します。

なぜ「もったいない」が片付けのブレーキになるのか?

「もったいない」という気持ちは、決して悪いことではありません。

モノを大切にする、素晴らしい心です。

しかし、この「もったいない」という気持ちが、片付けの大きなブレーキになってしまっています。

なぜなら、「使えるモノ=価値のあるモノ」という価値観を持つ人にとって、その価値を捨てることは、罪悪感につながるからです。

「この服はまだ着られるのに捨てるなんて、モノを粗末にしている」

「この食器はまだ使えるのに、ゴミにするのは心が痛む」

この「心のブレーキ(罪悪感)」がかかった状態で、「捨てて!」「片付けて!」と迫っても、車は前に進みません。

むしろ、心を閉ざしてしまいます。

「捨てる」をやめればうまくいく。「活かす片付け」とは?

では、どうすればこのブレーキを外せるのでしょうか? 答えはシンプルです。

「捨てる」という選択肢を一旦なくすことです。

お母様の「モノを大切にする心」を否定せず、その心を最大限に尊重する方法。

それが、私が提案する「活かす片付け」です。

これは、単に廃棄するのではなく、モノの「次の活躍の場(セカンドライフ)」を見つけて、気持ちよく送り出す方法です。

ステップ1:会話の変換「捨てる」を「活かす」へ

まず、親御さんとの会話から「捨てる」「処分する」という言葉を禁句にしましょう。

代わりに「どこなら、このモノが活躍できるかな?」と問いかけてみてください。

  • 着ない服
    • 「もう着ないから、捨てよう」でなく、「まだきれいだから、誰かに譲って活かしてみない?」
  • 使わない食器
    • 「使ってないから、処分しよう」でなく、「誰か使ってくれる人がいるかもしれないから、リサイクルショップに持っていってみようか」

このように、モノを「ゴミ」ではなく「誰かの役に立つもの」として送り出してあげることで、罪悪感がなくなり、気持ちよく手放せるようになります。

ステップ2:「次の旅立ち先(出口)」を先に用意する

「誰かに譲る」と決めても、家の中に置いてあっては片付きません。 作業を始める前に、以下の「4つの出口」を用意しておきましょう。

  1. フリマアプリ・バザー用ボックス(価値がありそうなもの)

  2. リサイクルショップ用バッグ(まとめて引き取ってもらうもの)

  3. 寄付・支援団体用ボックス(誰かの助けになるもの)

  4. 迷い中ボックス(即決できないもの・保留)

「活かす場所」が明確になっていると、手放すスピードが格段に上がります。

ステップ3:「収納」ではなく「定位置」を決める

「片付け=きれいに収納すること」だと思っていませんか? 実家の片付けのゴールは、隠すことではありません。

親御さんが安全に、楽に暮らせる「定位置」を決めることです。

例えば、よく使うハサミ。 引き出しの奥に綺麗にしまう必要はありません。

「お母さん、このハサミは毎日郵便物を開けるのに使うよね? じゃあ、一番取りやすい玄関の棚の上を『特等席』にしてあげよう」

このように「モノの役割」に合わせて特等席(定位置)を作ると、出しっぱなしが減り、自然と部屋がスッキリしていきます。

「活かす片付け」で、部屋も親子関係も風通しよく

捨てられない母親をサポートしながら、実家の片付けをする親子

「活かす片付け」の最大のメリットは、部屋がきれいになるだけでなく、親子のコミュニケーションが穏やかになることです。

一方的に価値観を押し付けるのではなく、「どうすればお母さんが心地よいか?」「どうすればモノを大切にできるか?」という共通のゴールに向かって協力することで、信頼関係が深まります。

もし、一人で実家の片付けに行き詰まっているなら、どうか無理をしないでください。

「もったいない」の壁を乗り越え、親御さんの心を動かすサポートをアドバイスいたします。

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片付けパーソナルトレーナー
しげまつえみこです。

訪問・オンライン(オンライン全国対応)
で片づけをサポートしています。

お母さんの暮らしがラクになる工夫
片付けの仕組み作りの話などを
アップしています。

佐賀県神埼市在住

重松恵美子プロフィール