物を整理するための家具として、どのご家庭でも見かける「カラーボックス」。 手頃な価格で、どこでも手に入る人気アイテムですよね。
しかし、プロの視点から言うと、カラーボックスは「ただ買っただけ」では片付かない、意外と難易度の高い家具でもあります。
「買ったのになんだかスッキリしない」「すぐにリバウンドしてしまう…」 そう感じる方へ。
今回は、カラーボックスが使いづらくなってしまう「構造的な理由」と、失敗しないための「プロの改善ポイント」をご紹介します。
なぜ？カラーボックス収納が「使いづらい」３つの理由
片付かないとお悩みのお宅には、必ずと言っていいほど活用しきれていないカラーボックスがあります。
原因は、あなたの片付け能力ではなく、「箱とモノのバランス」が合っていないことにありました。
理由1：奥行きが「帯に短し襷に長し」
カラーボックスの最大の問題は、約30cmという微妙な奥行きです。
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深すぎる: 文庫本や小物を入れると、奥がデッドスペースになるか、前後2列になって奥の物が取り出せなくなる。
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浅すぎる: 大きな図鑑や家電などは、少しはみ出してしまう。
この「どっちつかず」な奥行きが、収納を難しくさせているのです。
理由2：A4が入らない？サイズと強度の問題
「とりあえず安いから」と購入していませんか？ 安価なカラーボックスには、以下のような致命的な弱点がある場合があります。
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A4書類が入らない: 固定棚のタイプだと、A4ファイルが縦に入らない（数センチ足りない）ことが多い。
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棚板がたわむ: 本や書類など重い物を詰め込むと、重さに耐えきれず棚板が湾曲してしまう。
【改善策】 書類を収納したい場合は、「棚板の高さが調整できるタイプ（可動棚）」を選びましょう。また、横置きにして使うのも一つのテクニックです。
理由3：「隠す収納」がリバウンドの元凶に
カラーボックス専用のインナーボックス（収納ケース）。見た目はスッキリしますが、これが落とし穴です。
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ポイ込み収納の罠: 「まだ入る」とどんどん物を投げ込み、中はぐちゃぐちゃ。
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地層化: 下の物が取り出せなくなり、結局「探し物」が増える。
特に小物をインナーボックスに放り込むのはNG。中がブラックボックス化してしまいます。
カラーボックスを「使える家具」に変える3つの鉄則
カラーボックスは決して悪いアイテムではありません。特徴を理解すれば、最強の味方になります。
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収納するモノを先に決める: 「何を入れるか」決まっていない状態で箱を買わない。
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棚板可動式を選ぶ: モノの大きさに合わせて棚を動かせるものを選ぶ。
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専用パーツを活用する: レールや引き出しなど、オプションパーツを使って使いやすくカスタマイズする。
カラーボックスは決して悪い収納アイテムではありません。 むしろ、使い方次第でとても便利な収納家具になります。
【重要】収納用品は「整理の後」が鉄則！…でも例外も？
片付けの基本ルールは「整理（不要なモノを取り除く）→収納用品の購入」です。 先に箱を買ってしまうと、不要なモノまで詰め込んでしまうからです。
しかし、例外的に「先に買ってOK」なタイプが存在します。
あなたはどっち？脳タイプ別・購入のタイミング
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左脳派（論理的思考）:
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基本通り「整理してから買う」が正解。サイズを測り、計画的に進めるのが得意です。
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右脳派（特に「右左脳」タイプ）:
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唯一、「先に買ってもOK」なタイプ！
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理由: 形から入ることでモチベーションが爆上がりするからです。「この可愛い箱を使いたいから片付ける！」という感情が、片付けの原動力になります。
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大切なのは、世間のルールよりも「自分の脳タイプ」に合った方法を選ぶことです。
まとめ：箱を買う前に、まずは「中身」の見直しを
既にカラーボックスを持っていてリバウンドしてしまう方は、一度中身を全部出してみてください。 「詰め込みすぎ」ていませんか？
もし、「自分の脳タイプが分からない」「カラーボックスをどう配置すればいいか悩む」という方は、ぜひオンライン片づけ体験レッスンでお悩みをお聞かせください。
あなたの思考の癖に合わせた、リバウンドしない収納プランを一緒に考えましょう。
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さて、自分はどのタイプなのか？
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佐賀県神埼市在住
