物の量は人それぞれです。最近は「物を減らす」ことがトレンドになっていますが、大切なのは「量」ではなく「整理の仕方」。好きな物や必要な物が多くても、うまく整理できれば快適に暮らせます。
今回、片付けというと、「捨てること」ばかりが強調されがちですが、実際には「整理=分ける」が鍵ということをご紹介します。
なぜ物を手放せないのか?
まずはじめに、なぜ私たちは物を手放すことが難しいのでしょうか?
物を手放せない理由はいくつかあります。思い出が詰まったもの、まだ使えるかもしれないと感じるもの、いざという時のために取っておきたいものなど、それぞれに価値を感じているためです。
そして、多くの人が「捨てることはもったいない」という罪悪感を抱いてしまうことも原因の一つ。
例えば、子供が小学1、2年で使う「さんすうセット」。2年間の間に何回使ったのだろう?全然、まだきれいだし使えるし、誰かに譲りたいけど、皆、購入してるために譲り先がなく、捨てることに罪悪感を抱いてしまう。こんな経験ありませんか?
ただ、この件については、譲り先が見つかったので安堵しております。
また補足として、さんすうセットの取扱いについて各自治体で対応が違います。各自購入でなく学校側で貸出されているところもあるようです。
適正な量は人それぞれ
私が多くのお客様のお宅を拝見して気づいたのは、物の量は生活スタイルや価値観によって変わるし、適正な量は人それぞれだ!ということ。また、物が多いこと自体が問題なのではなく、どこに何があるかわからない状態が問題ということです。
物が多くても、整理がしっかりしていれば、探しやすくなります。すぐに取り出せるかは物量によって変わってきますが、そこを探せば必ず出てきますし、どこにいったかわからないというストレスは軽減していきます。
整理された環境の中で過ごしてみて「もっと探しやすくて取り出しやすくしたいな」という気持ちが芽生えた時に、再度、物の見直しをしていけばいいのかなと感じてます。
整理の考え方の転換ポイント
考え方のビフォーアフター
・物を減らさないと片付かない → 整理の仕方を工夫する
・少ない方が良い暮らし →自分に合った量がベスト
・みんなミニマリストになるべき →自分らしい暮らしを大切に
物が多くて、捨てられないと感じてる方へ
1. 人には「適正な物の量」があること
2. 趣味や仕事に必要な物は持っていて大丈夫
3. 物を減らすことよりも、整理の仕方を工夫する方が現実的
ミニマリスト希望の方は、3、整理の仕方よりも物を減らすことが現実的なのかもしれません。
結局は、自分がどちらのゴール「理想の暮らし」を描いているのか?で変わってきます。
物が多い人がやるべき3つのステップ
では、物が多くても快適に暮らすためには、どうすればいいのでしょうか?
1. カテゴリー分けをする
例えば、本なら「料理本」「小説」「実用書」というように分類。これだけでも見やすさが全然違います。リビングに置いてあるものだと「家族共有で使うもの」「共有でなく個人で使うもの」を別にする。
2. 「よく使う」と「たまに使う」を分ける
毎日使うものは手の届きやすい場所に。年に数回しか使わないものは、少し離れた場所に収納してOK。
3. まずは1つの場所から始めてみる!
大切なのは、完璧を目指さないこと。少しずつでも、自分に合った整理の仕方を見つけていけばいいんです。
「物が多い=だらしない」というわけではありません。必要な物、大切な物がきちんと整理されていれば、それはそれで素敵な暮らし方だと思います。
むしろ、自分の持ち物を把握して、大切に扱える方が、本当の意味での「片付け上手」かもしれませんね。
ただ、ひとつ注意点として「物と空間のバランス」は必要です。バランスが崩れていると快適な生活から離れていきます。
収納に余裕のある方は保管しながら、見直してく。収納がなく、今の空間を圧迫して居心地が悪いと感じる方は、整理しながら「今」必要としているものを置くことを優先してください。
※整理の仕方は、その方の生活スタイルによって変わります。まずは小さな範囲から試してみて、自分に合う方法を見つけていってくださいね。
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しげまつえみこです。
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アップしています。
佐賀県神埼市在住