皆さん、こんにちは!片付けトレーナーのしげまつえみこです。
「押入れ収納、スペースは広いけど、どう活用すればいいかわからない」「奥行きが深すぎて、つい物を詰め込みがちで、探すときに出てこない…」
これは、押入れ収納で最も多く聞かれるお悩みです。これが片付かない原因の一つなんです。押入れの使い方にはコツがあります。
今回は、この「奥行き問題」を解決し、押入れを最強の収納スペースに変えるコツと、実際にサポートさせていただいた実例をご紹介します。
なぜ押入れは片付かない?奥行きが深い収納スペースの罠
押入れは通常、布団を入れるサイズで作られているため奥行きが深く設計されています。布団以外のものを収納する場合、この奥行きが仇となり、物が奥で死蔵されてしまう「ブラックホール化」を引き起こします。
リビング収納として使う場合の難易度とは?(押入れ型クローゼット)
ご相談で多いのが、リビングにある「押入れ型クローゼット」の活用です。布団以外の細々したものを収納するには難易度が上がります。なぜなら、物が奥に入り込みやすく、手前がすぐに散らかってしまうからです。
押入れ収納で「常に探し物」になる根本原因
物が奥に詰め込まれると、物の置き場所にルールがなくなり、常に探し物をしている状態になります。これが時間とストレスを生む最大の原因です。
押入れ収納の基本ルール!「空間・頻度」で使いこなすコツ
まずは、押入れの空間を「使いやすさ」で定義し、収納の優先順位を決めましょう。
押入れのゴールデンゾーン!使いやすい空間の順番は?
押入れの空間で使いやすい場所の順番は以下の通りです。
-
中段(ゴールデンゾーン): 目線に近く、最も出し入れしやすい場所。日常品や頻繁に使うものを。
-
下段: 重いものを収納するのに適しています。
-
上段: 軽いものや、使用頻度が最も低いものを収納します。
手前と奥の明確な役割分担(日常vs季節もの)
押入れの奥行きを活かすためには、「手前」と「奥」で明確に役割を分けましょう。
-
手前: 使用頻度の高いもの(日常的に使う衣類、日用品ストックなど)
-
奥: 使用頻度の低いもの(季節家電、思い出の品、オフシーズンの寝具など)
押入れは「2〜3割の余白」が命!詰め込みすぎない鉄則
びっしり詰め込んでしまうと、奥のものが取り出せず、リバウンドの原因になります。必ず2〜3割の空間を空けておきましょう。このゆとりが、出し入れしやすさの秘訣です。
押入れ収納を劇的に変える「取り出しやすい」3つの工夫
押入れの奥行き問題を解決し、使いやすくするために、具体的な収納用品と配置の工夫が必要です。
奥の活用はこれが必須!キャスター付き収納用品のススメ
奥行きが深い押入れの奥のものを活用するには、キャスター付きの収納用品が必須です。
-
キャスター付き台車やワゴン: 奥に季節用品を乗せておけば、必要な時に手前に引き出すだけで済みます。
-
Fitsケースのコロ付きタイプ: 横に並べれば手前側から全体をスライドさせることも可能です。我が家ではコロ付きなしのものを置いてますが、コロ付きにすればもっと使いやすそうだなと感じてます。
中身を見える化!ダンボールを避ける収納ケースの選び方
「中身が見えない段ボール」は、何が入っているか忘れてしまうため避けてください。
-
透明・半透明の収納ケースを使うことで、何がどこにあるか一目でわかります。
-
ラベリングをすることで、「見える化」が完璧になります。
収納用品の配置を考える(奥詰め vs コの字型)
押入れの横幅に合わせて収納用品を「横並び」にするだけでなく、使用頻度やモノの形状に応じて配置を考えましょう。
-
コの字型配置: 奥に背の高いモノを置き、手前にキャスター付きの台車を置くなど、奥行きと高さを利用した配置が有効です。
【実例ビフォーアフター】押入れ型クローゼットがリビング収納に激変!
押入れのコツを用いて、訪問片付けサポートを実施。
2日間コース(7~8時間)になります。(※モノの量や判断スピードで時間が変わります)
お客様の悩み:「どこから片付けていいか分からない」状態
「片づけが苦手でどこから片づけていいのか、わからない」というご相談からスタート。特にリビングが散らかってしまうのがお悩みでした。そこで、リビングにある押入れ型クローゼットの整理から始めることをご提案。
サポート前の押入れは、収納スペースはたっぷりあるのに、どう使っていいのかわからない状態でした。物の置き場所にルールがなく、中段部はとりあえず置き場となり、常に探し物をしている状況でした。
整理のプロセス:「全出し」で物のダブリと探し物を発見


全てを外に出し、「出す→分ける→減らす」作業を一緒に行いました。全出しをすることで、物の多さ、ダブリ買いを確認したり、長年の探し物が見つかるという嬉しい効果もありました。


特に下段はお子さんのおもちゃ置き場でしたが、よく遊ぶものは手前に、収納用品(手持ちのものを活用)を使って配置し直しました。
Before/After:管理場所を決定し、リビング床置きを解消した成果


1日目に押入れ型クローゼットの整理を終えたことで、2日目にはリビングの床置きしがちなモノを、クローゼット内の整理されたスペースで管理できるようになりました。
お客様からは、「どんどん効率よく片づいていくのが、すごく楽しかった」「買い物の仕方を見直すことができた」と喜びの声をいただきました。
片付けを成功させるために!プロのサポートが必要な理由
警告!片付け苦手な人が一人で「全出し」を避けるべき理由
今回、全出し作業を実施しましたが、物量が多い場合、片付けが苦手な方が一人で作業すると、必ず途中で作業がストップし、途方に暮れることがあります。
ご自身で進める場合は、小さなエリアから少しずつ進めることを強くおすすめします。
オンライン片付けで苦手を克服!脳タイプに合わせた仕組み作り
今回の事例のように、押入れ型クローゼットの収納は、物の配置などで悩まれる方が多いです。
オンライン片付けでは、片付けの基本だけでなく、あなたの脳タイプに合わせた片付け方や、押入れの奥行きを活かす収納のコツを学ぶことができます。
「片付けたいけど、何から始めたらいいかわからない」「忙しくて片付けの時間が取れない」そんなあなたも、オンラインでサポートを受けながら、片付け苦手を克服する第一歩を踏み出してみませんか?
\まずは気軽に体験レッスンから/
▼お申し込みはこちらから▼
「片付けられない」は、方法が合っていないだけかもしれません。 あなたに合った片付け方を、一緒に見つけてみませんか?
ご不明な点がございましたら、お気軽にお問い合わせください。
【無料プレゼント】
片づかないには原因があります。その原因を知ってから、とりかかるのがおすすめです!
【メールでのお申込み・お問合せ】
ラクで楽しくてストレスフリーな暮らしを目指してみませんか?
お問い合わせはお気軽に。
片付けパーソナルトレーナー
しげまつえみこです。
訪問・オンライン(オンライン全国対応)
で片づけをサポートしています。
お母さんの暮らしがラクになる工夫
片付けの仕組み作りの話などを
アップしています。
佐賀県神埼市在住








